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長崎の家(M邸)

撮影:相原功 クリックすると大きな画像を表示します。

10年前に初めて池上算規さんと建てた住宅を2010年1月に撮影させていただきました。 杉板や漆喰仕上げの壁には2人のお子さんが育って行く過程での汚れや傷がありますが、それらは時間とともに変化してゆく空間の表情として決してマイナスの印象では無く、むしろプラスに感じられて心地よいものにしています。
長持ちする住宅は、時間とともに、住む人とともに、変化して飽きさせない住宅であり、基本的な性能が維持できる住宅です。


建物名:「長崎の家(M邸)」
所在:長崎県長崎市

設計:丹呉明恭建築設計事務所
構造相談:山辺構造設計事務所

施工:大工池上(池上算規)
竣工:1999年
構造規模:木造2階建て 一部平屋建て

面積
建築面積:83.29m2
延床面積:105.50m2 1階/70.78m2 2階/34.722

主な外部仕上げ
屋根:三州いぶし瓦葺き
外壁:1階/土塗壁+杉板南京下見張り
   2階/土壁塗+ラスモルタル下地漆喰仕上げ
建具:木造住宅用アルミサッシ

主な内部仕上げ
天井:杉板本実張り・小屋組み現し
壁:土壁+漆喰仕上げ・杉板張り
床:杉板張り